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vol.4
黒い瞳のジョニー
物語の舞台は日本の小さな田舎町。時は1920年代、大正時代後期。
この物語の主人公和清(SHOW-RING )は、自分で自分の事をジョニーと呼んでいる。
ジョニーは喧嘩と女に明け暮れる毎日。
隣町の連中と喧嘩をしては負けて、女子(おなご)のケツを追いかけ回しては振られ、
いつもの土手でいつもの様にしょげている。
そんなジョニーにいつも影から思いを寄せている女の子がいる。紅葉(平形有子)だ。
この女の子、雪乃一座という旅役者達の仲間だ。
紅葉は和清に思いを伝えられないまま、次の街へ旅立つ時がやってくる。
そんなある日、和清の憧れている男セイイチ(荒木良太)がアメリカから帰ってくる。
和清はセイイチに「俺は何の為に生まれてきたのか。」と問う。
そしてその答えをアメリカに行くことで見出だそうとする。
和清の発言により、周りの連中もアメリカに行こうと言い出す。
そして一行はアメリカへ旅立つ。アメリカについた一行に、それぞれのドラマが生まれる。
和清の親友である京四郎(水島義人)は、雪乃一座の座長雪乃(宮原千恵子) 通称マザーに
自分の母親をかぶらせ恋をし、和清の悪友である桃(中澤紀代美)は、
アメリカで紅葉に似た女の子ジュリア(平形二役)と出会い友達になる。
そんな中、和清が見つけたものは
奴は自分をジョニーと呼んでいる…
この物語は春夏秋冬と季節が巡り、セイイチの一人称で展開していく。
Hey brother Johnney 元気かい?
1999年 5月 28日、29日 気仙沼中央公民館



